空の記録-Gallery of Atmospheric Optics

三重県で空を撮っています ときどきビーチコーミングの記事も書きます   当ブログはリンクフリーです

2023/01/21 飛行機からの大気光学現象①

映日、彩雲、薄明光線、反薄明光線ブロッケン現象、光環

subsun

21日と22日に沖縄の宮古島に行きました。

 

 6時半に出発して、空港に向かいました。(後部座席から)

 

 空港に着くと、なぜかハクセキレイが出迎えてくれました笑。

ピクトさんたち

 

 8:30に、セントレア那覇の飛行機に乗り込みました。今回は忍者レフを使うので、今まで困っていた自分の像の映り込みをふせぐことができます。

 

 離陸すると、すぐにおそらく層積雲の中層の雲を突き抜けていきましたが、その時に雲が氷晶で出来ているらしく映日が現れていました。一瞬のことだったので写真は撮ることができませんでした。

 そのあと、中層の雲に太陽から何十度も離れたところに彩雲ができていました。(ブロッケン現象ではない)

 上から見下ろす彩雲はなんだか不思議な光景でした。

 

遠くの富士山が見えました。

 

 レイリー散乱かミー散乱か両方かの効果によって遠くが赤く見えています。

 そのあとまた中層の雲の氷晶によって映日が現れました。おそらく熊野灘上空。

 

 丁度翼が太陽を隠して面白い写真が撮れました。

 

 奄美大島海上空あたりに来ると、眼下には高積雲の雲海が広がっていました。時々そこに映日が現れました。

 

 高積雲のすきま雲からの薄明光線が見られました。下に見える島は浮原島と南浮原島です。

 那覇空港にあったパイナップルのピクトグラム

 

 那覇宮古島は距離が短く、巻雲や巻層雲のある高度を飛ばないので、反薄明光線ブロッケン現象を撮るために太陽の反対側の席を予約しました。

 離陸すると、案の定すぐに反薄明光線ブロッケン現象が現れました。彩雲のような太陽側にできるものだと円形でないものを「彩雲」と呼び、円形のものを「光環」と呼びますが、ブロッケン現象は形に関係なく「ブロッケン現象」です。この写真のは円形でないブロッケン現象です。

 反薄明光線

 空港に着いて、外に出ると、光環が現れていました

 

 昼ご飯を食べていると高積雲の波状雲とその波に合わせて薄明光線が見られました。

 

 来間大橋から。

 

 少しビーチを見ましたが、キイロダカラの破片があるぐらいでした。福徳岡ノ場軽石はあまりありませんでした。

 

 夕方、蜃気楼でも見られないかと思い、宿の近くのビーチに向かいました。しかし、そこは角度が悪くて太陽が見えませんでした。なので、日没までに間に合うように、そこから徒歩40分ぐらいのところを、早歩きで15分強でたどり着いて、どうにか間に合わせました。

 昼にはなかった積雲が支配的でした。太陽はその積雲に隠されてしまって蜃気楼は見られませんでしたが、いろいろいい感じの写真は撮れました。

 この浜には微小貝がたくさんありました。

 宿に戻る途中に見つけたアダンの実。