花粉光環、22°ハロ、上部タンジェントアーク、46°ハロ、太陽高度約30°の環天頂アーク、彩雲、幻日
22°halo, upper tangent arc 46°halo, circumzenithal arc, parhelia
朝、典型的な巻積雲の房状雲が見られました。
太陽の方には比較的濃い花粉光環
まるで空が割れたかのような雲もありました。
昼頃の22°ハロ。
10時ごろにもまだ花粉光環は継続していました。
12:52に高積雲と巻雲の中間の雲に22°ハロ。
家に帰るとき、空を見るととても明瞭な上部タンジェントアーク!!急いで家に戻りカメ等を持って公園に行きました。
公園について空を見ると、残念ながらもう消えていました。しかも雲も巻層雲から高層雲に変化しようとしていたので、もう無理かもしれないと思いましたが、さっきの上部タンジェントアークを撮れなかったのが悔しかったので、とりあえず観察し続けることにしました。
一応22°ハロは時々出たり消えたり。スタッキングにはわずかに上部タンジェントアークも写っていました。B-R処理をすると左下に暗帯が見えますが、シミュレーションと比べて、おそらく雲だろうと結論付けました。
40分ほど待っているとだんだん雲が薄くなってきました。どうにかボウズは回避できそうです!
しばらくして太陽の上の方が輝きはじめました22°ハロと揺れの大きい上部タンジェントアークです!
上を見上げると、気のせいか大きな赤い輪があるような気がしました。46°ハロかも、と思いましたがその時はよくわかりませんでした。スタッキングをするとばっちり46°ハロが写っており、やはりあったことが証明されました。
太陽高度が約30.2°で、ややカラム配向もあることから上部ラテラルアークも混ざっていると考えられます。
その時はまだ46°ハロが出ていることを確信できていませんでしたが、この後環天頂アークが現れたことにより、その光の一部によって46°ハロが目立ち、肉眼ではっきり確認できるようになりました。
環天頂アークは揺れが0°の時、太陽高度が約32.5°以下で現れるとされていますが、この時は太陽高度約30.5°で本当にぎりぎりです。環天頂アークは太陽高度が高くても低くても角度が高くなるので、ほぼ真上に現れていました。環天頂アークはその名の通り天頂中心の環なので、高いと小さくなります。普通環天頂アークを見るために真上は向かないので変な感じでした。
上部ラテラルアークは必ず環天頂アークとくっつきますが、46°ハロは離れることもあります。
別のスタッキング。本当に小さいです。
高積雲の彩雲と花粉光環のコラボ。今の時期しか見れません。
15:25に再び巻雲が流れてきて、22°ハロと46°ハロをつくりました。スタッキング。
環天頂アークも。
薄いですが46°ハロが大きく現れました。スタッキング。
16時半に環天頂アークが現れました。
スタッキング。
雲が消えたので帰りました。