空の記録-Gallery of Atmospheric Optics

三重県で空を撮っています ときどきビーチコーミングの記事も書きます   当ブログはリンクフリーです

2023/02/12

くらげ雲、22°ハロ、上部タンジェントアーク、環天頂アーク、幻日、上部ラテラルアーク46°ハロ

 

 

 

 この日は午前中~14時頃まで、ずっと空を下層雲が覆っていました。

 

 しかし、その雲がどくと、その上にあった上層雲で22°ハロと上部タンジェントアークが現れました。



 これがくらげ雲?(正式な分類ではない)

 

 14:50に一瞬幻日が。

 

 そのあとは、積雲がまた多くなってきて、その間から上層雲がのぞくという感じになりました。一応観察していましたが、しょぼい22°ハロがたまに現れるだけでしたので、家に戻りました。

 時々空を確認していました。積雲がどきそうだったのでまた公園に戻って、三脚を立てて大気光学現象に備えました。

 16時ちょっと前に、22°ハロと幻日と環天頂アークが現れました。

 

 数十秒後に、なんと明るい上部ラテラルアークが!ここまで明るいのは久しぶりです。

スタッキングをすると、上部ラテラルアークは、全体が現れていたことが分かりました。

 

 別のスタッキングには上部タンジェントアークが写っていました。

 

 幻日

 

 16:14に再び上部ラテラルアークが現れました。スタッキングをしてB-R処理をすると、環天頂アークの下の暗帯が上部ラテラルアークの幅より広いです。おそらくこれは46°ハロでしょう。シミュレーションとも一致しました。今日の写真の中でこのタイミングの環天頂アークが一番シャープです。

 

 スタッキングには少しだけ上部タンジェントアークがあります。太陽の46°側方に色づいた弧が見えますが、シミュレーションをしても、ラテラルアークと46°ハロはこの位置だと全く同じ場所に現れるので判別できません。

 

 絹のような巻雲に幻日。巻雲は時々「絹雲」と書かれることがあるのも納得いきます。