空の記録-Gallery of Atmospheric Optics

三重県で空を撮っています ときどきビーチコーミングの記事も書きます   当ブログはリンクフリーです

2023/02/11

22°ハロ、幻日、上部タンジェントアーク、下部タンジェントアーク、幻日環、上部凹パリーアーク?、環天頂アーク、46°ハロ

 

 10時頃に、南西から巻層雲が来ている事に気が付きました。11時15分に近くの撮影ポイントに行きました。着いたときはまだ巻層雲は来ていませんでした。

 

 11時35分にやっと巻層雲の端の巻雲が来ました。はじめはなにもありませんでしたが、だんだん雲が移動するにつれて、22°ハロが現れました。

 

 円形になったのはその約20分後。2つのスタッキング。撮影しているときは46°ハロがあると思っていましたが、B-R処理をしてもありませんでした。

 純粋なランダム配向のみのディスプレイは逆に珍しいです。

 

 スタッキングしていない写真。

 

 空にはところどころクラゲ雲?がありました。

 

 飛行機由来巻雲が多く見られました。

(果たしてこれは放射状雲と呼んでいいのでしょうか?)

 

 12時30分には、もうランダム配向のみではなくなって、揺れの大きいカラム配向と、プレート配向も存在するようになりました。スタッキング。

 

 カラム配向の揺れが小さくなりました。

 

 幻日が滑らかに。

 

 上部タンジェントアークが少し明瞭になりました。スタッキング。

 

 上部タンジェントアークがさらに明瞭になり、肉眼でも22°ハロとの分岐点が分かりました。2枚目の写真にはたぶん上部サンケーブパリーアークもあります。肉眼でもそれらしきものは見えました。

 

 これと同じ時間に一眼の方で撮った写真をスタッキングすると、なんと、幻日環がありました! おそらくプレート配向とカラム配向両方で出来たものだと思われます。

 

 極めて揺れの少ないプレート配向の幻日。

 

 巻積雲の蜂巣状雲も見られました。

 

 昼食がまだだったので、現象が出なくなりそうなタイミングを見計らって家に戻りました。幸いその間は巻雲は来なく、現象は現れなかったと思います。

 

 食べ終わった後に空を見ると、まったくダメそうでした。

 時間がたって、空を確認しに行くと、幻日が今まさに現れようとしていました。カメラを取りに行って、家の窓から撮りました。

 

 

 また何か現れそうな雰囲気になったのでまた外に行って撮影をしました。

 なぜかとても白い左幻日。

 

 スタッキング。

 

 だんだん巻層雲/高層雲が現れました。このような雲は46°ハロをつくりやすいので、それを期待してスタッキング用の写真を撮っていました。スタッキングすると、やはり46°ハロがありました。環天頂アークもあったみたいです。