2024-03-31 鹿児島県 奄美大島
三日目! 今日も新規開拓していきます。
まずは名瀬のホテル近くの浜、自然の中を歩くのは気持ちよかったですが貝は欠片さえありませんでした。
このあたりの浜はすべて見てしまったので別の場所に行きます。ショートカットして大通りではない道を走っていたら、あと少しというところで通行止めorz 25分もロスしてしまいました。
通行止めはこれを撮ったところのすぐあと
どうにか目的の浜に到着できました。浜の真ん中に入り口があり、まず行きやすそうな右側から見てみます。
奥が浜の左側
タガヤサンミナシ良品。串本と吹上浜で拾ったボロボロの大きいやつしか持っていなかったので良さが分かっていませんでした。とても美しいです。
右側はこれくらいしか良いのがありませんでした。次は真ん中。
波打ち際に割れていないクロウニ!
チリメンダカラ3つ目
堤防を乗り越えて左側に行くと真ん中よりさらに落ちていました。
チリメン4つ目
砂浜海岸なので遠目でも貝を見つけられました。
この浜での収穫
サメザラ、シラクモガイ、カンコガイ、コダイコ、コモンダカラ、ベニウミフデ、クチムラサキサンゴヤドリ、クロウニ、タガヤサンミナシ、ミツカドボラ、ユキネズミガイ、キイロイガレイシ×3、イボダカラ、メノウイモモドキ、アジロイモ、シマベッコウバイ、ジュセイラ、ムカシタモト×3、ヤサガタムカシタモト×2、ナガウニ系、チリメンダカラ×2、アヤメダカラ、ハシグロツノマタモドキ、フトスジアマガイ、クチベニオトメフデ、ニシキアマオブネ、キバアマガイ、リスガイ、ハギノツユ、ワカカガミ×2、カワチドリ、サメダカラ、ニセサバダカラ×2、ウキダカラ、アツムシロ、テツアキチドリダカラ、コンシボリツノブエ
相当ボロですがテツアキチドリダカラ2個目を拾えました。
次の浜はサーファーがたくさん来るようなところ
貝は波打ち際に少し落ちているくらいで少なかったです。
この浜での収穫
シロイガレイシ、キクザル×3、ワカカガミ×5、タイコガイ、ヒトハサンゴヤドリ×2、アラヌノメ
近くでもう1か所見てみましたが今までで一番といっていいほど何もありませんでした。この辺りはもう無さそうなので場所を変えます。
1か所目は拾えるという情報があった海岸です。
入口近くにはあまり落ちておらずおや?という感じでしたが進むにつれ貝がちらほら出てきます。
初ツツミガイ
色相がおかしい オキナワイシダタミ
この浜での収穫
巻貝
オハグロガイ、ユキネズミ、ヒメツメタ、ツツミガイ、ツノレイシ、カンギク×3、ヒロクチダカラ×2、リュウキュウダカラ、オキナワイシダタミ?×2、ヒロクチカノコ、フネアマガイ×2、ヒメシロレイシダマシ、マルアマオブネ
汽水の貝もいくつか落ちていて、航空写真を見てみるとこの浜に細い川が流れ込んでいました。
ヒメアサリ×2、リュウキュウバカガイ、カワラガイ、リュウキュウザルガイ×2、オイノカガミ×2、マダラチゴトリ、リュウキュウマスオ、マツカゼガイ、ボタンガイ×2、カリガネエガイ
リュウキュウバカガイは個人的に好きな貝なので艶&模様残り拾えてよかったです。
別の浜へ、土盛とはまた違った雰囲気の貝が多く落ちていました。
トンボガイ
今までで一番模様が残っているアジロダカラ。アジロ模様がほんの少し見えます。
この浜での収穫
巻貝
ナガシマイモ×2、ゴマフイモ、オハグロガイ、コオニノツノガイ、トンボガイ、ムカシタモト、フトスジムカシタモト、ヨツメダカラ×2、ヒロクチダカラ×2、シマベッコウバイ×2、イシダタミ、サラサダマ×5、クチグロタマ、ホウシュノタマ×2、アラゴマフダマ、ネコガイ、テツレイシダマシ、キナフレイシダマシ?、コガンゼキ、ハルシャガイ、カスリヨフバイ、アワムシロ×2、ヒメオリイレムシロ、アツムシロ、アジロダカラ、カンギク、コオニコブシ幼貝、ノシガイ、不明、リュウキュウツノガイ×2、ヒメムシロ、ハイイロコトツブ、フデシャジク科、ヒナマクラ(撮り忘れてたので合成)
サラサダマは何故かこの浜でだけ大量に拾えました。コオニコブシの幼貝こんな感じなんですね。これが真っ黒になっていく過程が想像つきません。テツレイシダマシは珍しい?
メンガイ(オモテガイ)、オオタカノハ、ダイミョウガイ合弁、ヒメニッコウガイ、トンガリベニガイ?、ユキミノ、シボリザクラ×2、コニッコウガイ、イソハマグリ、ワカカガミ、カワラガイ×2、ナミノコガイ合弁×2、リュウキュウナミノコ合弁、ハナヤカワスレ×2、ハネガイ、サラサガイ
撮影後、イソハマグリを袋に仕舞う時に一つ他と形が違うのがあり、調べるとナミノコマスオという違う貝でした。
その後付近を色々見ましたが、不思議なことに拾えたのはこの浜だけでした。
一旦昼食を食べてからまた新しいエリアで探していきます。だいぶ雲が分厚くなってきてしまいました。もうすぐ雨が降ってくるようです。
次行った浜はそんなに広くないのですぐ見回れそうです。やけにゴマフイモとクロザメモドキの白黒イモガイ達が目につきます。どちらも模様が好きな種ですがほとんどボロボロなのでスルー。
そんな中、彼らに惑わされず見つけた白黒の謎貝。Twitterでヤナギシボリキジビキだと教えていただきました。
帰りは大物を狙って浜の上の方の台地を見ていきます。串本では台地によく大物が落ちていますが、ここでもその法則は適用されるのでしょうか。
数歩ごとにゴマフイモを拾い上げながら進んでいくと、ぽつんとヒメショクコウラ!ショクコウラ科初拾いです。こちらも名前を教えていただきました。
小雨が降ってきましたが階段を挟んで反対側の大物台地だけは見てみます。
これが功を奏し、やっと原型をとどめているウズラガイをゲット!いままで拾った目も当てられない破片はポイッ
この浜での収穫
サツマボラ、ホシダカラ、コダイコガイ、オニノツノガイ、ウズラガイ、オオタカノハ、ミツカドボラ、コオニココブシ、クモガイ幼貝、カバフダカラ、ガンゼキボラ×2、チョウセンフデ、ジュドウマクラ×2、ヒメジャコ、ミカドミナシ、ハルシャガイ、ヒメホシダカラ、マアナゴウ、ヒラマキイモ、サラサミナシモドキ、クロザメモドキ、グマフイモ、ヤナギシボリイモ、ヒメショクコウラ、クチベニオトメフデ、ハマヅト、ショウジョウラ、ヤナギシボリキジビキ、リュウキュウナデシコ、コシダカギンタカハマ
少し離れた別の浜に移動しましたがここは貝無。ここに来るまでの道中によさそうな浜があったのでそこに行ってみます。
海岸に降りて貝拾いを始めようとしたとき雨が強くなってしまいました。こんな時のためにレインコートと防水カメラ持ってきているので実害なしです。
特定防止のため上半分をぼやかしました
とりあえず期待値の低そうな右側(写真だと奥)から見ていったつもりでしたが、上の方の小石のエリアを探しているとなんとチョウセンフデ完品が二個も拾えてしまいました!
ただ狭いのですぐ見終わってしまいました。沢山ありそうな反対側を見ていきます。
再びヒメショクコウラ。大穴があいてますが…
途中、近くに磯もあったので見てみました。しかし貝はあるものの、すべてヤドカリ入り(泣) バンザイラは持って帰ってきてもよかったかもと少し結構後悔…
バンザイラとミツカドボラ(ヤドカリ物)
イワカワウネボラ(ヤドカリ物)
ヒモカケセコバイ?(ヤドカリ物)
唯一この生シロイボレイシダマシをキープ
磯終わり。浜に戻ってさらに進むとこの夢のような貝だまりが広がっていました!どう探していけばいいやらわからないです。
二連ベニタケ。他では一切拾えていないのにこの浜では破片含めて四つ拾いました。
よく割れずに打ちあがってくれました。キンシバイ
チョウセンフデ完品三本目!と思いましたが裏を見たら下部に破損が…
20分かけて一帯の掃貝を終わらせました。
この浜での収穫
大~中
サツマボラ×2、ヤクシマダカラ×2、タルダカラ、ヒメジャコ、オオゾウガイ、クモガイ幼貝、マガキガイ、ホソスジテツボラ、ジュドウマクラ、ジュセイラ、ミツカドボラ、ニシキミナシ、チョウセンフデ×3、ベニタケ×2、ヒモカケセコバイ、メオニノツノガイ、ベッコウフデ、ソウジョウイモ
ホソスジテツボラは欲しかった貝なので大破でも嬉しいです。オオゾウガイを拾った覚えが無くて洗う時にこれを見つけてびっくりしました。
中~小
ジュドウマクラ×2、ムラサキジュドウマクラ、サツマビナ×3、シドロ幼貝、スイジガイ幼貝、ウラスジマイノソデ幼貝、イワカワウネボラ、ゴマフイモ×4、コモンイモ×2、ヒラマキイモ×2、ハルシャガイ、サヤガタイモ、サラサミナシ、エダカラ×2、アラフデ×2、ヒメショクコウラ、アメガイ、ヒメボットツノマタ、クロチョウガイ、ミドリアオリ合弁、オハグロガイ×4、ヤサガタムカシタモト、トミガイ、クチベニアラフデ、オハグロオキニシ、キンシバイ、ハナワレイシ、クチベニレイシダマシ、クチムラサキサンゴヤドリ×2、ミツカドボラ、アヤメダカラ×2、カノコダカラ、ハナマルユキダカラ、ハナビラダカラ、クロオトメフデ、ショウジョウラ、ヤツシロガイ、トクサバイ、ツヤハマシイノミ
ベニマキは紫がかっていて美しいです。オハグロガイの外側も黒くなった個体も気に入っています。
雨も止んできました。次は昨日教えてもらったナツメモドキのポイントに行ってみます。(タカラガイが漁業権の対象の地域外)
ナツメモドキがどんなところにいるのか分かりませんが、とりあえずよさそうな石をひっくり返していきます。まずは普通種シオボラのヤドカリ物
転石を続ても、ハナビラダカラは大量に出てきますがナツメモドキは現れません…
五分後、同じように石をひっくり返すと、ついにナツメモドキを見つけました。
さらに一分後には今度は店のおばあさんが珍しいと言っていたハナマルユキダカラを発見!しかしすぐに抱卵していることに気づき、悔しいですが石をそっと戻しました。沖縄行けばいくらでもいるさ; ;
ナツメモドキもちらほら見つけられるようになってきました。
一時間ほど見たので切り上げます。
この浜での収穫(死殻のみ、生貝は別で)
マダライモ、サラサバテイ