空の記録-Gallery of Atmospheric Optics

三重県桑名市で雲・大気光学現象・嵐を観察しています

アーチ雲の乱流・晴天の霹靂

2024-07-24 三重県桑名市

アーチ雲、雷、晴天の霹靂

 

 

 

この日の発雷確率は高めで数日前から期待していました。

当日には朝から夕方まで発雷確率が高い予報となっており、実際に朝から積乱雲が発生しました。位置がやや遠かったので撮影に行くか迷いましたが、北上せずそのまま東に進むようなのでこの二日間の準備運動ということで行ってきました。

 

8時22分に到着。すでにアーチ雲が形成されています。

北の方に目を向けると整った壁状のアーチ雲がありました。遠くてはっきりとは見えませんが高速で移動しているように見えます。

雨雲レーダーを確認すると、この後東に移動して射程内に入るようだったので場所を変更します。こちら側からもアーチ雲が確認できます。

アーチ雲の一部が漏斗状になりました。このようなものは漏斗雲でははなくScud cloudとなります(回転していないので)。

左の方から威圧感を感じて横を向くと、いつの間にか沢山ある積乱雲のうちのどれかのガストフロントが急接近していました。まだしばらくは雨には降られなさそうですが風で三脚がぶれないか心配です。通り過ぎたらwhale's mouth(クジラの口)と呼ばれる光景が見られそうです。

 

ガストフロントが近づくと、二つのアーチ雲だと思っていたものは繋がっていたのが分かりました。巨大な積乱雲ですね。

ややwhale's mouthっぽくなってきました。

ガストフロントが通過すると泡立つような雲に覆われました。ガストフロントの乱流です。

 

-CGの多重雷が落ちましたが反応しきれず撮れませんでした。画像はGoProのもの。

本体が東へ移動してしまいましたが、西からボウエコーのような積乱雲が近づいてきているのでこれを待つことにしましたが、結局雲散霧消してしまったので撮影を終わりました。

 

 

この日はまだ終わらず、午後二時に亀山で積乱雲が発生しました。発生していたことに気づかず、最盛期は過ぎた状態で到着。

 

撮影の準備が完了するとすぐに晴天の霹靂が落ちました!形はやや不格好ですが、かなとこから落ちていることがよく分かる模式的な写真をゲット。

撮れた雷はこれだけでした。日差しが強く目を細めていたので撮りにくかったです。

今日は一眼では雷を撮れなかったので明日頑張ります。