前日に引き続き今日も発雷確率は高いので準備万端にして待ち構えます。
午後1時、朝日町で本日最初の積乱雲に遭遇しました。
開けた場所に着きました。三脚を立てながら積乱雲をよく見てみると、なんと上昇気流部分にStriations(条線)があります!Striationsは基本的に回転を伴う積乱雲にしか現れないため、すぐにこれがスーパーセルだと分かりました。今シーズン最初のスーパーセルです。
雲底の一部が小さく垂れさがってきました。しかし…なんだかメソサイクロンの回転方向とは逆向きに回転しているように見えるのですがどういうことでしょうか。
やっぱりどう見ても逆回転していますね。ここ北半球だよ…?
その後垂れ下がった雲は消えてしまいましたが、ほかの構造はまだ継続していますし、むしろこの積乱雲は勢力を強めています。
上昇気流の雲が典型的な釣り鐘型になり、後方側面下降流の存在を示す RFD clear slotまで見えてきました。見事な馬蹄形です。
いよいよ雷鳴と降雨が激しくなってきました。どうにか雨に飲み込まれる前に雷を写したいです。しかし雷は少ないし落ちてもリターンストロークの回数が少ない。これは撮影が難しいです。
降水域が広がり、もうすぐここも降られそうです。
ついに雷を写せぬまま豪雨が降ってきました。癪なのでGoPro君に頑張って撮ってもらいます。
翌日動画を確認してみると一つだけ写っていました。
着地地点が写っていそうだったので拡大してみましたがそこに鉄塔があるかどうかが雨で分かりません。まだ降っていなかった時の画像と重ねてみると、終点には何も存在せず空中に落ちています。
通りすぎた後もしばらく雷鳴が聞こえてきますが姿は見えません。
家に戻りましたが北の方に新しく積乱雲が発生しています。もちろん撮らない手はないので間髪をいれず出動します。
続き↓
atmosphericopticsdiary.hatenablog.com